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警察なりすまし詐欺

執筆者の写真: 司法書士 上野博子司法書士 上野博子

 近年警察を名乗る詐欺の手口は、増加しており、多くの人々が被害に遭っています。

これらの手口は、警察という信頼される権威を悪用することで、被害者に不安を与え、冷静な判断力を奪う狙いがあります。方法としては、警察になりすましたSNSアカウント、なりすまし電話、なりすましSMSやLINEメッセージなど多岐に渡ります。

 例えばなりすました電話では、詐欺師は被害者に「あなたが関与しており、最悪の場合は逮捕もあり得ます」「あなたの銀行口座情報が悪用されています」といった緊急性のある内容を伝えて焦らせ、警察の名前を出すことで、被害者は本物の警察だと信じ込み、結果として口座情報や暗証番号を教えてしまうケースが少なくありません。最近では、AIの技術を使ってなりすました声の生成や、電話番号を警察署の番号に偽装する手口も増えており、さらに警戒が必要です。

 他にもなりすましメールでは、警察を装ったSMSやLINEメッセージで、「捜査中の事件に関する重要な情報があります」といった内容で、リンクをクリックさせ、スマートフォンのセキュリティの脆弱性を狙い、個人情報の盗み取りやウイルス感染を図っています。

【警察になりすました詐欺の手口から守る方法とは】

1. 最寄りの警察署に実在するケースか確認する

2. 不審な点がないか確認する

 ・連絡方法がSNSでのやり取り

 ・個人情報や金銭を要求してくる

 ・緊急性を強調するメッセージ

 ・文面の不自然さ

3. リンクや添付ファイルに注意する

4. SNS上で過剰に情報共有しない

5. 家族にも呼びかける

6. 過去の事例を調べる

 以上のように、警察を名乗るなりすまし詐欺は、今なお増加しており、多くの人々がその巧妙な手口に騙されています。ご紹介したように適切な対策を講じることで、自分自身を守ることが可能です。

まず、警察からの連絡が本物かどうかを確認するために、公式な連絡手段を使用して最寄りの警察署に問い合わせることが重要です。

不審な連絡内容や緊急性を強調するメッセージには特に注意を払いましょう。

また、SNS上での個人情報の過剰な共有を避けることで、詐欺師に狙われるリスクを減少させることができます。

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