まだまだ暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょう。
私は暑い季節になると、税理士試験を思い出します。慣れない勉強で苦しかったですが、今となれば良き思い出です。毎年8月初旬が試験日となり、今年も例に漏れず8月6日から8日まで、3日間にわたって行われました。
税理士となるためには、11科目中5科目(選択、必須科目あり)に合格しなければなりません。合わせて、2年以上の実務経験があれば日本税理士会連合会に登録することができ、登録まで終えてはじめて税理士を名乗ることができます。
試験は年に1度しかありませんが、一発合格ではないため、合格した科目は次年度以降へ持ち越すことができます。そのため、10年以上、受験を続ける者も珍しくありません。
税理士試験は合格基準点があるわけではありません。目安は満点の60%であり、合格者数が一定になるよう、配点調整されている(諸説あり)と言われています。昨年は、合格率の高い科目で23%、低い科目では11.4%、11科目を平均すると上位16.7%が合格ラインでした。合格者が100人中16人と聞けば狭き門のように思いますが、合格ラインに達せず予行演習的に受験する者もいるため、実際は上位30%ぐらいでの争いになると言われています。(筆者受験時の教師談)
試験が苦手な方には、学位取得による試験科目の免除制度もあります。学位を取得し、国税審議会の認定を受けた場合に、研究内容に応じて一定の科目を合格したものとみなしてくれます。ちなみに、私はこちらを選択しました。
私は税理士になって13年目にはいりました。これまでの総評としては、いい仕事であると感じています。
このブログを見ていただいている方の中で『税』に興味をお持ちの方がいれば、来年度の税理士試験にチャレンジしてみられてはいかがでしょうか。
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